
コーヒーの新しい価値を
提言しよう
日本経済新聞社とUCCホールディングスは、次世代を担う地域の高校生、大学生達と「コーヒーの新しい価値を提言しよう」をテーマにSTEAMゼミを開催しました。
日本経済新聞社とUCCホールディングスは、次世代を担う地域の高校生、大学生達と「コーヒーの新しい価値を提言しよう」をテーマにSTEAMゼミを開催しました。もともとSDGsやカフェインなどコーヒーに含まれる成分に興味をもっていた人や、コーヒーを飲んだことが無い学生まで幅広い参加者が集まり、2021年10月から全6回開催、大学生1チーム高校生3チームが、既存の価値観を捨て新たな価値を提言する取り組みに挑戦しました。

貧困問題などコーヒー業界が抱える諸問題について理解を深めるともに、アンチエイジングやリラックスなど飲料としての効果にも着目、Z世代ならではの斬新で持続可能なコーヒーの価値をチームで議論し提言を取りまとめました。
参加者それぞれが、これまでに培ってきた「知識」や「経験」に加え、UCCホールディングス社員から調査・研究結果や生産国の現実まで幅広く学んだことを生かすべく、全力で取り組みました。最終回では各チームの提言発表がありUCCホールディングス幹部の方々からは、 「短期間の中で、意見を出し合いどのチームも鋭い視点で提案いただけた。
是非、今後も探究活動を続けていただくことを願う。」 「前向きに物事を考えて、新しいものを創ろうとする熱意が伝わってきた。是非この力を今後も持ち続けてほしい。」 「社会に出ると今まで学んできた各教科を組み合わせて先のことまで考える力が要求される。今回のゼミが複合的に物事を考える良い経験になったと思う。我々も良い経験になった。」 など、参加者への温かい講評コメントをいただきました。
神戸女学院大学・大阪府立大学合同チームの提言
Team:KOC
「Coffee+ism」を提唱し、新しい価値を広めたいと思います。具体案としてコーヒーのお守りを提案します。中身はコーヒー豆、袋は地域に伝わる特徴的な布は柄を使用することで、どの国が生産国かがわかり、伝統や文化に触れる機会になると考えます。柄には「忍耐は価値あるもの」「幸せは苦難なしにはやってこない」などのメッセージが込められており、多くの生産国が参加出来ます。袋は回収し鞄などへ再利用することで、環境に優しい循環を生み出します。

京都女子高校チームの提言
Team:KSP’S
初心者向け表示付きフレーバーコーヒーを提案します。コーヒーは飲むことが習慣付けされており、楽しむための時間を設けている人が少ないと捉えました。茶の湯では呈茶という客人をもてなす仕組みがあるがコーヒーに応用出来ないか、また味も品種だけでは初心者には想像出来ずハードルが高いです。これらの現状を踏まえ付加価値として、フレーバーコーヒーがあれば、選びやすく楽しさも加わります。パッケージもイメージに合わせて工夫したいです。

神戸高校チームの提言
Team:男の夢をかなえよう
私達のチームでは、ゼミのテーマである「コーヒーの新しい価値」を「新しい客層を取り入れること」と定義しました。コーヒーは苦いから飲まないという同世代の声を多く聞いたため、①飲むこと以外での価値、②コーヒーのお供を定着させる、ことを提案します。
リラックス効果がある香りを生かしたアロマオイル、グミやゼリーのお菓子などを提案します。また、ダイエットや集中力向上など味を楽しむ以外のメリットなども時間があれば探究したいです。

神戸高校チームの提言
Team:神珈琲
ゼミを通じて、コーヒーを取り巻く問題が多岐に渡ることを知りました。世界的に高まる需要に対して、持続可能なものであるため、私達はコーヒーカスを堆肥として利用することで好循環を生み出すことに着目、実際に取り組んでいる方を取材しましたが、効果を実感しました。そこで私達は「コーヒーかすステーション」を提案します。より大きな流れを生み出すため「個」の取り組みを「地域」に拡げ、コーヒーをサステナビリティ溢れる資源にします。
