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 10年後の未来を見据えたICT活用教育は
STEAMゼミ ダイワボウ情報システム

10年後の未来を見据えた
ICT活用教育は

日本経済新聞社とダイワボウ情報システムは、高校生、大学生とともに将来の教育をテーマにしたSTEAMゼミを開催中です。

日本経済新聞社とダイワボウ情報システム(DIS)が開催するSTEAMゼミが折り返し点を迎えました。課題は10年後の未来を見据えICT(情報通信技術)を活用した教育を考えること。IT機器のディストリビューターであるDISの新規事業企画に仮想配属された学生チームが競います。ゼミはZoomを使ったオンライン形式で、DIS社員や同社と協力するインテル社の担当者が参加し、学生にアドバイスしています。

ゼミはZoomを使ったオンライン形式で、DIS社員や同社と協力するインテル社の担当者が参加し、学生にアドバイス

高校・大学合わせて11チームが参加。4月に始まり、全体説明やZoomのブレイクアウトルームを使った個別ディスカッションを経て、5月中旬に各チームが提案内容を披露しました。「自動翻訳」「三次元立体映像」「eスポーツ」「バーチャル空間」など参加者の積極的な考察や意見交換から10年後のICT活用案が数多く飛び交っています。将来の予想は難しいものの、DISの担当者からは「皆さんのアイデアで技術はもっと速い進化を遂げる」と励ましのコメントがありました。

Eスポーツを教育に取り入れる Teamいーとん

ICTの活用方法として、コミュニケーションに関する提案が多く聞かれました。AI(人工知能)の普及が予想されるなか、学校での活動、学校と地域の関係、言葉の壁を越えた海外との交流など人と人とのつながりを深めることへの問題意識が感じられました。 また夢を語るだけではなく、市場規模やコスト感など実ビジネスの目線を盛り込んだ提案であることが評価基準の一つでもあり、当ゼミの特色です。

Lapis lazuli/大教大附属天王寺高校 テーマ:人との関わりではぐくまれる力の向上をICTでサポートする

6月下旬に開かれるゼミの最終回で、各チームがパワーポイントを使ってビジネスで行うような提案を発表します。DIS幹部が審査し、優秀チームは7月28日の日経STEAMシンポジウム(https://steam.nikkei.com/symposium/20220728/)で表彰する予定です。