日経STEAM
2024シンポジウム
問いの探究で世界を変える―
好奇心育む体感型ラーニング
中学生、高校生に向けた探究型授業を初開催。 私たちの周りには不思議がたくさんあります。
多くの学生がわくわくする”問い”の見つけ方・ 深め方を体験しました。
今年が初開催となった体験型講座。前半では、教育コンテンツクリエイターとして活躍する門川良平氏の進行のもと、新感覚のアクティブラーニング型授業「Q to VIEW」が行われた。ピタゴラスやナイチンゲールなどの偉人を題材とし、各時代の「常識」や「固定観念」を覆すまでの探究ストーリーを追体験できるという内容に。参加した中学生・高校生たちは、動画やマンガを使った謎解きワーク、カードを用いたゲーム型ワークなどを通して、問い(Q)を掘り下げ、世界観(VIEW)を広げることの意義を楽しみながら学んでいた。
講座の後半には、「Q to VIEW」を実践する現役研究者で、基礎研究者支援プログラム“サントリーSunRiSE”のフェロー甲南大学・後藤彩子准教授による講演も行われた。現在はアリの生態研究を専門分野とする同氏。幼少期の経験談をスタート地点に、なぜ研究者を志したのか、その途上でどのような紆余曲折があったのか、などが詳しく語られた。さらには未解明の謎に挑む「楽しさ」、仮説とは異なる結果が出た際の向き合い方などへの言及も。普段は聞くことができない現役研究者の本音に触れ、学生たちは自らの学びに対しても大きな刺激を受けることができたようだ。
他のプログラム
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日経STEAM2024シンポ
学生サミット未来の地球会議
人口減少や感染症対策をはじめ身近な社会問題の中から、高校生・大学生が自分たちで課題を設定。「未来の地球を守る方法」に関する各チームの研究結果が、工夫を凝らしたプレゼンテーションにより発表された。
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シンポジウム
日経STEAM2024シンポ
常識を疑え!高校生ポスターセッション
高校生チームを対象としたポスターセッションに国内28チームが挑戦。身の回りのルールや自身の主観など「常識を疑う」を出発点に自らで仮説を立て、その検証結果を1枚のポスターにまとめた。
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STEAMゼミ
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DIS STEAMゼミ
「日経STEAMシンポジウム」のプログラムの1つとして日本経済新聞社とダイワボウ情報システム(DIS)が開催した「DIS STEAMゼミ」は、東京・大阪の会場をオンラインでつなぎ、高校・大学合わせて14チームが参加した。
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シンポジウム
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デジタルアート展示&発表会
14の高校生チームが、SDGsの達成目標の中から「自分たちが最も達成したいもの」を選択。そのデジタルキャラクターを考案し、AR技術による作品表現までを企画するコンテスト形式の展示会が開かれた。
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レポート
日経STEAM2024シンポ
デジタルアート高校生たちが込めた思い
学生取材班では、出場する全15校の高校生が3カ月間の成果をポスターにまとめた「高校生SDGsポスターセッション」を取材した。