NIKKEI STEAM

EVENT REPORT 日経STEAMの講演会・イベントのレポート情報

日経STEAM
2024シンポジウム

シンポジウム 日経STEAM2024シンポ

問いの探究で世界を変える―
好奇心育む体感型ラーニング

中学生、高校生に向けた探究型授業を初開催。 私たちの周りには不思議がたくさんあります。
多くの学生がわくわくする”問い”の見つけ方・ 深め方を体験しました。

開催日2024年7月30日

今年が初開催となった体験型講座。前半では、教育コンテンツクリエイターとして活躍する門川良平氏の進行のもと、新感覚のアクティブラーニング型授業「Q to VIEW」が行われた。ピタゴラスやナイチンゲールなどの偉人を題材とし、各時代の「常識」や「固定観念」を覆すまでの探究ストーリーを追体験できるという内容に。参加した中学生・高校生たちは、動画やマンガを使った謎解きワーク、カードを用いたゲーム型ワークなどを通して、問い(Q)を掘り下げ、世界観(VIEW)を広げることの意義を楽しみながら学んでいた。

講座の後半には、「Q to VIEW」を実践する現役研究者で、基礎研究者支援プログラム“サントリーSunRiSE”のフェロー甲南大学・後藤彩子准教授による講演も行われた。現在はアリの生態研究を専門分野とする同氏。幼少期の経験談をスタート地点に、なぜ研究者を志したのか、その途上でどのような紆余曲折があったのか、などが詳しく語られた。さらには未解明の謎に挑む「楽しさ」、仮説とは異なる結果が出た際の向き合い方などへの言及も。普段は聞くことができない現役研究者の本音に触れ、学生たちは自らの学びに対しても大きな刺激を受けることができたようだ。

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