NIKKEI STEAM 関西発、共創の交差点

ADVISOR 日経STEAMアドバイザー

上田バロン 氏

上田バロン 氏 BARON UEDA

FR/LAME MONGER代表
アーティスト/イラストレーター/AI BEARクリエーター
京都に生まれ西陣織職人の祖父を持つ。
上田バロン作品は見るものの記憶に残る。
国内外のジャンルを越えたプロジェクトを手がけ、布袋寅泰・パフューム・川谷絵音・グーグル・マクドナルド・ナイキ・レッドブル・マーベルなどともコラボ。
近年ではYogibo Racingや城崎温泉の「短編喫茶Un」が話題に。
幻冬舎のゲーム「人狼」が60万部を超え大ヒット。
京都の茶室にシルクスクリーンプリントで仕上げた大作「Hachi」を1年半かけ完成。
日本庭園の茶室に表具師と黄金の掛軸などを制作しプロデュース。
デジタル表現と最先端の印刷技術と日本の伝統との融合にも挑戦し続けている。
LIMITSデジタルアートバトル世界大会において世界3位のトップランカーとしてTV「マツコ会議」に出演。
玄光社より初作品集「EYES」を出版。
活動20周年を記念する大規模個展でYogiboの冠協賛を受ける。
■BARON UEDA Instagram:https://www.instagram.com/soul_republic/
■BARON UEDA LINK TREE:https://linktr.ee/soul_republic

STEAMのAはアートのAそしてリベラルアーツとしてのAでもあります

僕の幼少期は両親の仕事柄引越しの多い生活で、クラスやクラスメイトは転校生の自分にとって世界の全てでもありました。
人生の中でガラリと世界が変わる転校生活は絵と柔軟な思考、そして新しい価値観によってその世界を切り開いてきました。

簡単な絵でさえ土地や環境、様々な変化の中でも共通言語となり、自身を奮い立たせ、延いては人生において大切な仲間や仕事を得ることのできる、僕にとって無くてはならないスキルであったと思います。

太古の昔、文字の始まりが絵文字だったように、絵は人と人とを繋ぐ事が可能です。
紙とペンさえあれば誰でも表現可能で、国境や言語の壁を越え、果てしない自由が存在します。

また思考を整理し、新たな創造性を生み出すことができ、僕のように直接絵を仕事にしなくとも生涯にわたって他人に自身の頭の中のアイデアを効果的に伝える武器ともなり得ると考えています。

ぜひ皆さんがこの機会を通して絵を身近に感じ、描いた絵を他人と共有することで、アイデアをカタチにする楽しさや、言葉を超えた自由で無限の可能性を感じて貰えたらと思っています。